Flashプレイヤー「2020年12月終了」を知って

風の便りにFlashプレイヤー「サポート2020年12月終了」という話が・・・
参考サイト>>
https://boxil.jp/beyond/a4996/

お友達クリエイターさんの「寂しい」発信に便乗するようなのですが、私もFlashはmacromedia時代 Flash3だったかな・・・から愛用?楽しく作らせていただいていました。ので、とても寂しいです。

とにかく、デジタル絵が簡単に描けて、アニメーションも楽ちんで、動きも美しい。
ASが素人でも、ちょっと勉強すると、複雑な仕掛けを組み込める。
アニメーションムービーやWEBゲーム作り、そしてその美しさ、軽さはWEBコンテンツにも向いていました。

が!!あのジョブズによってその脆弱性が指摘され、i系ブラウザではflashが表示されない時期もありました。Flashの終わりが見えた時でした。

凄く残念でした。ファンとしては何とかならないのか、と心の中で思っていました。たしかに、HTML5、jsの進化は著しく。Flashでさくっと作れるレベルのものはコーディングでできるようになったというのは事実。

 

が、しかし、私がWEBの仕事に足突っ込んだもの、Flashができる人材が望まれ採用になったから。もともとはFlashがやりたくて、出来たものを見てほしくて、動作確認するために、WEBを作らざるを得なかったと言っても過言だではないかも。

ムービーやアニメーションや簡単なゲームを作ることが凄く楽しくて、当時は書籍も少なく、ネット上にFlash講座を持っている師匠たちも多くて、質問すると凄く丁寧に教えてくださったのです。
もう・・・20年も前のことでしょうか・・・
その頃のネット人口は今と比べたら数段少なく、子供や未成年があふれていることもなく、そこそこ大人で常識のある人たちが漂っている世界で。たぶん。
教えていただけば、ちゃんとお礼を言い、感謝し、作品を報告し、更にアドバイスいただいたり、励まされたり、本当にたくさんお世話になりました。
今思えば、まるで、リアル社会と同じような秩序がネット社会でも保たれていた時代です。

HPフリー素材を配布する方も多くいらして、使わせていただく側も、大した規約もなくとも、ちゃんと事前に「使わせてください。」とご挨拶をし、できたサイトをご報告してお礼を言い、感謝するのが当たり前でした。

最近、フリー素材が少なくなったり、素材の利用規約が厳しくなったのは、そういう最低限のマナーを守らない人があまりにも増えたからだと私は思っています。

 

ネット社会も、リアル社会と同等の、最低限の倫理感がないと、崩壊していく。
2ちゃんで匿名で、ツイッターでハンドルネームで特定人物を平気で叩き、その投稿を面白がってリツイートしてさらに広める。なんとおぞましい行為だろうと常日頃思っているオバちゃんですが・・・

自分の存在を明らかにしないで攻撃するのも卑怯だと思いますが、いるのかいないのかもわからない人、テキトー無責任な人達の一言一句に心痛めたり、犯罪や事件に巻き込まれたりするのは、本当に残念でなりません。

 

Flashの脆弱性だって、悪用することをひらめいた人がいたからで・・・
何故、「楽しむ」ことだけを優先して人は生きて生きないのだろうと、その時は思いました。

 

私がFlashにのめり込んだのは、娘がまだ小さくて、可愛い絵を描いてくれて、その絵のキャラクターを動かして、ちょっとしたゲームを作りたかった。
小さい子どもたちが喜ぶ、アニメーション童話を作りたかった。(実際に作って当時、小学館の某WEBクリエイターなんゃらの賞もいただきました。)

ずっと昔のことです。20年前。
でも、本当に純粋に楽しんで作っていたのと、娘との懐かしい思い出がいっぱい詰まった、昔のFlash作品もまだ手元に残っているので、Flashが消えるかもと知った時はとても残念でした。

ジャニーズの嵐と同時に、サポート終了とのこと。
私にとっては、嵐より、もっと寂しいです。

そして、また一つの時代が終わるのだなぁ。と・・・
大人になった娘を見ても思う、なんだか、たかがFlashではない!!
自分自身のある時期、制作に相当な時間つぎ込んだFlashが消えるんだなぁぁぁ。私の青春を返して!じゃないけど、そんな気持ちにも似ています。(笑)

 

ちょっと、ヲタクっぽくなっていましたと同時にとりとめなくなってしまいましたが・・・
ヲタクもね、リアル現実社会でせいいっぱい、まじめに生きている人もいるのでね、ほんとに、バーチャルと混同しないで、これからも清く正しく美しく、ネット社会でもリアル社会でも、若者たちがたくましく生きていってほしいと願います。