老犬を介護するということ

本日。実家のトイプードルが19歳と4ヶ月で逝きました。
一緒に暮していた、ヨーキーが2年前に亡くなった途端にボケ?痴呆が進み。
トイレを忘れてしまったり、昼夜逆転の徘徊や吠えなどがあり
この1年くらいは、もう目も見えず、耳も聞こえず、足もヨロヨロで。
最後、数日間は寝たきりになっていました。

大きな病気はなく、老衰でした。
最後まで、たくさんの注射をされて、随分と頑張りました。

犬の寿命が長くなっているので、
老犬介護のことも考えて、新しい命を迎えないといけないとつくづく思います。
犬は言葉を話しませんから、どこが痛くて、どこが辛いのかもわかりません。
気がつくと、イボだらけだったり、皮膚が腫れていたり、床ずれができていたり。
外から見える老いのフォローだけでも数限りないです。

しかも、老犬を飼っているのが、ほぼ老人です。
母も77歳。
まさか、19年も生きるとは思わず、最後のわが子としてトイプードルを迎えたのです。

病院通いも、老いた飼い主にとっては大変です。
しかも、こんな猛暑で、眠れない夜に、
老犬の介護でますます眠れなくなり、人間も体力消耗します。

でも、そこは『愛』の力なんですね。

自分の子どもと同然ですから・・・
この犬のために生きようと思う。
この犬がいるから病気にはなれないと思う。
そうすると、自ずと健康にも気を使うのです。
老犬との暮らしは、大変なことも多いですが
母を見ていると、老犬介護が、知らぬ間に生きがい
自分の使命のようになることがあるんですね。

ある人が言いました。

大変な老犬介護を何故飼い主に与えられるのか。
愛犬が健康で可愛いまま亡くなったとしたら
その哀しみはあまりにも大きい。
介護生活で大変な思いをすることで、
飼い主は、愛犬がなくなった時、
不謹慎かもしれないけれど「ほっ」とする気持ちを少し抱く。

その子がいなくなっても、飼い主が苦しまないように・・・
そんな大変な時間を与えているんだと・・・

できる限りのことはしたから。
もう、苦しくない世界に旅立ったこと
「良かったね。。。」と言う気持で送ることができたこと。
19歳のトイプードルに感謝です。

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